生活感。

後で読み返すと恥ずかしくなるような日記です。

私なりの「やりたいことで生きていく」

 

最近、私がやりたいことはこれなんじゃないかと思うことがある。

 

それは高度な知識を使った情報に騙される人を減らすこと。

 

特に医療や美容で意味のない治療を高額で受けさせられてしまうような人に正しい情報を与えたい。

 

例えばコラーゲンは肌から入らないし、プラセンタは滅菌の過程でタンパク質が変性しているのに、大金をかけてしまう人。

がんになって藁をも掴む思いで効かない民間療法に時間とお金をかけてしまう人。

 

特に私の身近にいる人にはこんな風に騙されて欲しくないと思うから、私が知識を持って教えられる人になりたい。

 

そう考えて今の内定先(メディカルライター)を選んだ。

内定先には医療に関する情報をいくらでも得られる環境が整っている。

 

ただ、この気持ちが研究職で内定を貰えなかった原因にもなった。

 

研究に熱心になり、1つのことに集中して新しい原理を解明していくことは研究職に必要なスキルだ。そしてそういう人が研究職に選ばれる。

 

私は新しい原理を見つける研究に強い興味はあるけれど、本当のやりたいことが違うから熱心にはなれない。

 

教授にもこの前、「将来的に誰かの命を救うことができるかもしれない研究テーマに全力を出せないなら内定先を断ってしまえ」と言われた。

 

意味がわからなかった。

 

なぜ私は今の研究テーマにやる気が起きないのか、教授にはわからないだろう。

 

何年も科研費をもらえないほど成果のないこの研究室で、先の見えない研究テーマを任され、実験という作業をする毎日より、

私は最新の医療の幅広い情報を得てそれを誰かに伝える仕事がしたい。

 

そしてそれは高校時代から変わっていない。

 

なぜ私が医療に関わりたいと高校3年で考えてから医学部や看護学部に進学しなかったのか。

それは情報に騙されないためには、基本的な知識を得る必要があり、最も基本的な知識を得ることが出来るのは分子生物学だと思ったからだ。

 

まったく自分本位な理由で進学し、就職してしまったと思っている。

 

でも、これが私だ。

 

やりたいことで生きていく、とはこういうことかもしれない。