生活感。

後で読み返すと恥ずかしくなるような日記です。

希望の光

 

6月。

 

「専門知識を生かさないのがもったいないと思っちゃうのよ」

 

とある人事の人にこう言われて、ハッとした。

 

そうだ。すっかり忘れていたけれど私は生物学に強い興味を持っていたんだ。

研究室にいて実験できることが本当に嬉しかった時期があったんだ。

就職活動の始めたては研究職一本で攻めようと考えていたんだった。

 

私は人事の人の言葉にそうですよね、と言ったまま固まった。

 

 

専門知識を生かさないのがもったいないと考えていたのはその人でも誰でもなく、自分自身だったはずだ。

 

それが就職活動が始まり多くの研究職の企業から祈られることでねじ曲がり、挙げ句の果て文系職をうらやましく感じていた。

 

文系職の方がキラキラしていてバイタリティーに溢れて、おしゃれで仕事のできる素敵な自分になれると思っていた。

 

でも、そんな文系職の人事の人が言った、「もったいない」という言葉に

どこから見ても隣の芝は青いのだと気付いた。

 

 

大事なことは自分の夢をまっすぐに追いかけることだ。

そこに妥協やプライドなんて必要ない。

上手いように叶わなくても追いかけ続けることが大切だ。

むしろ妥協とかプライドとかそういう物があるからこそ上手くいかないのだ。

 

とはいえ、まっすぐに追いかけることは本当に辛いけれど。

 

私はその日を境に専門知識を活かせる会社の選考だけを受けることにした。

遅すぎる気付きだ。受けるべき企業数がガクンと減った。

 

でも今ならその少ない企業に対して志望動機を誰よりもちゃんと心を込めて伝えることができる気がする。

他の人よりも行動することができる気がする。

伝われ!!この想い!!

そして就職活動が終わってくれ!!笑