クズな私も好きでありたい。
今日、『万引き家族』を観た。
私はこういう人間のクズで臭い部分を描く映画が好きだ。
『彼女がその名を知らない鳥たち』とか『怒り』とか。
たぶん、私もあと一歩間違えたらこうなるんだろうと思うから。
クズな部分は自分の正直な感情だ。
動物的で普段は理性で抑えられている感情。
この感情を思いっきり表現できる主人公に少しの憧れさえ感じる。
「大学院に通う、大人しくて真面目な女の子」なんていうレッテルをぶち壊したい。
そんな理性的でつまらない人間でいたくない。
好きなことは好き。嫌いなことは嫌い。
やりたいことはやる。やりたくないことはやらない。
私だってたまには遊んだっていいじゃん。
少しのリスクを冒したっていいじゃん。
私は何に縛られているの?